仙台(宮城)一泊二日旅行記 2日目



2日目の午前は石巻へ。

三陸にも行ってみたかったが遠いのでとりあえず石巻を選択。

 

ただ駅についてびっくり、電車が一時間に一本しかない。

 

仕方ないので40分程まって電車に乗り石巻へ。

 

これ途中で腹壊して途中下車したら一時間待たなければいけないのだろうか、などと思い朝食は食べないでコンビニで軽食を買ったが、電車にはトイレも付いていたので安心でした。

 

石巻はやや閑散としていて、同じ電車で来てメインストリート?を歩いてるのも私の他に女の子2名だけでした。

 

石巻日日新聞のやっている「石巻NEWsee」は小さかったけども、震災当時に記者が手書きで書いて学校など人が集まるところに貼っていたという、手書きの新聞が6日?分貼られていて、文字の大きさや情報量が増えていく感じなど1日ごとに変化があり、現地の当時の状が伝わる貴重な資料だった。

書いた記者達のこんな言葉も紹介されていた。

「紙とペンさえあれば、新聞は出せる」

 

石巻NEWseeは石ノ森漫画館へ行く道の途中だけれども気づきにくいので是非注意して行って欲しい。前を歩く二人組は通り過ぎていった。

 

石ノ森漫画館の手前の建物でも震災の資料があり、一帯の当時の写真などが見れた。

 

石ノ森漫画館はちょっと世代的な問題もありわからないのでスルー。

入館料払わなくても見れるところがあるので興味があれば見てみてもいいかも。

館の裏口から裏の公園へ抜けれる。受付のお姉さんのコスプレも見れます。

 

中洲には公園と小さな協会が一つ。

公園は綺麗だったが果たして子供をここで遊ばせる大人がいるのだろうか?と少し疑問に。

ただ海(川?)面はとても穏やかで、まさか荒れて大津波が来るとは思えないだろうなと思った。

 

沿岸は全て工事されて綺麗になっていた。
f:id:Norip1:20180911204224j:image

わかりにくいけど中洲から撮った写真。

これで津波が防げるとは全然思えないんだけど。

 

その後は橋を戻って日和山公園へ。

行く途中とても坂が急で辛いな、と思ったけれどもこの坂のおかげで助かった人もいるのだと思うと、ありがたみも感じた。

 

日和山公園は高台になっていて街が見下ろせる。

そして見下ろせる街はほぼ全て津波にのまれたところだそうだ。

公園には震災前の定点写真が置いてあり現在の風景と比較できる。


f:id:Norip1:20180911204906j:image

 


f:id:Norip1:20180911205005j:image

7年経つので目に見える爪痕はないが、街の変わり様は伺える。

山は削られたのか崩れたのか。

震災前と比べればそうでもないが、それでもこれだけ建物があることに驚いた。

 

津波が来たらのまれる危険があるかもしれないのに建物を建てるのだろうか。私にはわからない。何らかの防波堤など対策が取られて今は安全になっているのかもしれないが。

新しくマンションを建てていて「何件成約済み!」とでかでかと書かれていたがそれもまた不思議だ。

外に住む私が言うことではないのかもしれないけれども。

 

不思議だったのは近くに立派なお寺がいくつかあり、この辺りも津波の被害にあっているのに綺麗に残っているな、と思った。もちろん当時は酷くて頑張って直したのだろうが。

 

7年たった今からでは当時の状況を空で想像するのは難しいなと感じた。

 

石巻は以上。色々な想いが沸いた。

ただ見に来ている人がとても少ないと感じた。日和山公園に来ているのも5人程でした。公園を降りていると外人が1人日和山公園目指して歩いているのを見た。海外からわざわざ見にきてもらえるのはありがたいことだと思った。

正直怖いと思う。ここに見に来ること自体が。私もどこか怖い気持ちがあった。地震はどこにいても危険があると思う。日本では。ただここは津波で被害を受けている。それにここでは地球の反対で起こったチリでの地震津波でも人が犠牲になっている。津波は地形的なものだし、あの震災を受けてからもう津波の被害は完璧に食い止められます、ってなってはいないと思う。それに自然災害相手だし予測は外れるかもしれないってのは身に染みてわかっている。

だからここで地震がきて津波が来たら危ないんだ、ってことを知ってるからこそ、ここには来るべきではないのかもしれない。

復興を目指しているんだからそんなこと言うなって人もいるかもしれない。

石巻も震災の被災地ではなく「漫画の国」として観光に力を入れているみたいだし、被災地であることを押し出すのは快いものではないのかもしれない。

ちなみにこの日の早朝にも地震で起こされた。この地にいることから普段よりも怖さを感じた。

多分この怖さ、怯えを感じることは生きるものとして大切なものなんだとわたしは思う。

 

あと一つ言いたいのは駅で配ってる まんぼうマップ という地図。非常にわかりにくい。メインのスポットがどこに位置するか分かるように書いて欲しい。地図の周りにメインの見所を載っけているが、住所が書かれているだけ。普通A-2とかってマップのどこか分かるように書くと思う。このマップじゃ難し過ぎる。

もう一つ気を付けたいのが帰りの電車も本数が少ないこと。時間には気を付けたい。わたしは全部で1時間半くらいで歩いてまわった。

三陸とかも含め震災の跡地を巡るなら車の方がいいかなと思う。

 

午後は松島へ。

 

お昼は南部屋牡蛎定食セットを。


f:id:Norip1:20180911212233j:image

味はまぁ普通。

カキフライは美味しかった。

 

途中お土産屋で宮城限定のウイスキー『伊達』が売っていて買うか迷ったけど荷物になるので仙台駅に売ってることを願い、買いませんでした。


松島はただただ綺麗でした。

五大堂は東北地方最古の桃山建築という事でなかなか味がありました。

建て直された歴史的建物って新しすぎて全然ありがたみを感じないのだけれど、こういうずっと当時から残ってる建物っていいよね!

 


f:id:Norip1:20180911212931j:image

 

その後は橋で渡って行ける浦福島へ。

クルージングも人気だと思うけど、前にケアンズでグリーン島行った時に船酔いした記憶が新しいのでクルージングは断念。

 

浦福島はなかなか広く、自然が残っていてここ道かよって道も多く、山登りに来たかのような気持ちになりました。

松島湾を眺められる見晴らしのよいポイントも多かったり、島の中の自然の浜辺みたいのもあり、オシャレな広場もあり、私が写真家だったら1日掛けて写真撮りたいなーって思いました。

あいにく下手くそなのでこんな写真たち


f:id:Norip1:20180911213550j:image


f:id:Norip1:20180911213617j:image

 


f:id:Norip1:20180911213628j:image


f:id:Norip1:20180911213639j:image

 

瑞がん寺の参道だけ通って仙台への帰路につく。

参道の木は津波で大分減ったらしい。

ただ松島の何百とある島が自然の防波堤の役割を果たして津波の勢いは10分の1まで抑えられたそう。

 

有名?なお寺が二つありましたが疲れていたのでパス。入場料700円はそんなに興味なくて疲労がたまっているものにはちと辛い。

 

帰って仙台で牛タン善次郎の牛タンラーメン


f:id:Norip1:20180911214155j:image

 

牛タンめちゃ柔らかかった。美味しかったけど牛タンがこの柔らかさなら普通の牛タン定食にすれば良かったかも?

個人的には醤油ベースではなくて、テールスープに麺入れただけのほうが美味しいんじゃないかなぁと思った。

 

仙台駅のみちのく酒紀行の日本酒自販機なるもので一杯100円で利き酒4種試飲。

日本酒自販機素敵過ぎる。発明したの誰?全国に設置して欲しい!(ちなみに越後湯沢には素敵なのがある)

 

水鳥記(みずとりき)『ひやおろし』が一番気に入ったので購入。あと宮城限定のウイスキー『伊達』も無事見つけたので購入。

お土産にずんだ大福買って仙台旅行終了!

 

1時間くらい時間余って帰りの電車早めようと思ったけどどうやらパックで申し込んだのは変更できないそう。

 

なかなかプラン的には一人旅にちょうど良かったです。

松島でお一人様は見かけなかったけど(苦笑)あそこは綺麗なのでカップルや友人とゆっくり楽しんでください。

 

以上!